築盛法に勝負を挑む!~ヴィンテージアートユニバーサルを用いたステイン法による色調表現~
内容:
近年、プレスセラミックス及びジルコニアによる、強度と審美性を両立させたモノリシッククラウンの需要が急速に拡大している。
モノリシッククラウンは完成外形にステインを塗布することにより色調表現を行う。その為、しばしばステイン法クラウンとも呼ばれる。ステイン法クラウンは、築盛法クラウンと比較して立体感及び透明感に乏しい。このことから、ステイン法は築盛法の廉価版であるとした認識も広い。しかし、「ステイン法では、天然歯らしいリアルな色調表現は不可能である」と早合点してはならない。色彩学を理解し、補色対比や吸収効果・錯視効果を利用すれば、ステイン法でも十分にリアルな色調表現を可能とする。
そこで今回は、ステイン法でのクラウンを題材として、シェードティキングから実際のステイニング術式に至るまでを紹介したい。
当講演が臨床技工の一助となれば幸いである。
モノリシッククラウンは完成外形にステインを塗布することにより色調表現を行う。その為、しばしばステイン法クラウンとも呼ばれる。ステイン法クラウンは、築盛法クラウンと比較して立体感及び透明感に乏しい。このことから、ステイン法は築盛法の廉価版であるとした認識も広い。しかし、「ステイン法では、天然歯らしいリアルな色調表現は不可能である」と早合点してはならない。色彩学を理解し、補色対比や吸収効果・錯視効果を利用すれば、ステイン法でも十分にリアルな色調表現を可能とする。
そこで今回は、ステイン法でのクラウンを題材として、シェードティキングから実際のステイニング術式に至るまでを紹介したい。
当講演が臨床技工の一助となれば幸いである。