☆彡Grossブログ:最近?手に入れた便利アイテム | 有限会社 デンタル・ラボア・グロース

☆彡Grossブログ:最近?手に入れた便利アイテム

 

「最近?手に入れた便利アイテム」

 

弘法は筆を選ばず、とはよく言ったものですが。

 

これはあくまで

「筆が多少ダメでも

  一定以上は実力でカバーできる!」

という意味であり。

 

「筆の良し悪しに関わらず最高の作品が作れる!」

などといった意味では決してありません。

 

歯科技工士も歯科医師も基本的には技術職です。

扱う道具一つで、

作業効率や結果が大きく変わることもあります。

 

もちろん、一つの道具を長く使い続け、

熟練することも大切です。

 

しかし、常に新しい物にアンテナを張り、

従来品より優れた品があれば直ちに取り入れる。

 

そんなドッグイヤースタイルもまた、

大事なのではないかなと思ったりします。

 

というわけで今回、最近私が使うようになった

道具や材料について四点ほどピックアップし、

自分なりに使用感や特徴をまとめてみました。

 

 

スキャンコート:

 

(株)アネロクラシックさんの模型硬化剤です。

 

光を反射しやすかった従来の模型硬化剤の

欠点を克服し、スキャン精度を向上させた一品。

 

すでに多くの方がお使いの上、評判が良さげなので

小社でも取り入れてみました。

 

(迅速に手配して下さいました河田様、

誠にありがとうございます!)

 

なるほど、確かにスキャンパウダーがいらぬ……!

 

以前からずっと、パウダーの厚さ分だけ

適合が緩くなるのが気掛かりだったのです。

 

でもこれがあれば、

快適なスキャンライフが送れそうですね。

 

ただ、石膏トリマー使用前に

硬化剤を使用している場合は

層が厚くなり易く、注意が必要です。

 

その他、スキャンコートを塗布した模型に

グルーガンを使用すると、

皮膜とグルーが融合してしまう場合があります。

 

特に支台歯へのグルー付着には

重々気を付けましょう。

 

 

使い捨てマウントホルダー:

 

これはマグネット用の使い捨て「座金」です。

従来品と同様、咬合器マウントに使用します。

 

こちらもスキャンコートと同じく、

(株)アネロクラシックさんの製品です。

 

お値段にして1枚あたりおよそ5.4円(税込み)。

たった10.8円で上下のマウントができちゃいます。

 

仮に従業員の時給が1,200円だとすると、

1分あたりのランニングコストは20円。

 

マウント石膏を砕いて座金を回収するのに、

上下で33秒かかるとしましょう。

その場合のランニングコストは11円です。

 

つまり上下の座金回収に33秒以上かかるなら、

これだけで元がとれてしまいます。

 

しかも常に新品を使えますから、

サビたり傷がついたりして

維持力が落ちる心配もありません。

 

模型をマウントしたまま納品し、そのまま座金が

医院様から帰ってこない場合も問題なし。

 

使い捨てタイプなので、

あまりエコではない一面もありますが……

 

そもそも座金は消耗品です。

定期的に買い替えるコストを考えれば、

使い捨てタイプは数値以上にコスパに優れます。

 

さらに石膏粉砕の際に粉塵が舞ったり、

ごみが散らばることもありません。

 

模型からマウント石膏を外したら、

そのままゴミ箱へポイというのは気が楽です。

 

是非お試しあれ。

 

 

ZirGloss:

 

(株)松風さんの対ジルコニア用研磨剤です。

 

比較的切削力が高く、それでいてマットな光沢を

再現しやすいので重宝しています。

 

使用感として、他社製品と比較して

極端な有意差は無いものの、切削力においては

頭一つ抜けている印象があります。

 

即重くらいならレーズの砂研磨ぐらいのノリで

面を慣らすことができますので、

セラミックス以外でも広く応用して使っています。

 

名称がZirGrossだったら完璧だったのですが、

欲張りすぎでしょうか。

 

 

シャープペンシル:

 

……え?筆記用具っすか?

 

そんなこと言わずに聞いてください。

 

主にジルコニアフレームの

厚さ調整に使っています。

 

もちろん、ジルコニアフレームは

最低厚み0.5㎜を下回ってはいけない!

というのが定説なのですが……

 

臨床上、これが現実的でない場面があります。

ディープバイトの上顎前歯部補綴などにおける、

基底結節付近などが顕著ですね。

 

この時、シャーペンでフレーム内面を

真っ黒に塗りつぶすと、黒の透け具合で

フレームの厚さが容易に判断可能なのです。

 

 

 

逐一メジャリングデバイスで計測しなくても、

スピーディにフレーム調整が可能となります。

 

特にメジャリングデバイスの入りきらない、

前歯部の支台歯尖頭部分などにおいて優位です。

 

別にシャーペンではなく

黒マジックなどでも良いのですが、

下顎前歯のクラウンなどは支台歯が細すぎて、

奥までマジックが入りきらないことがあります。

 

従来はフレームを光に照らし、

その透過度で厚さを判断していました。

 

しかし眩しい上に非効率なので、最近では

もっぱら内面塗りつぶし法でやっています。

 

 

ひとまずこんな感じです。

何かの参考になれば幸いです。

 

     ライター 髙瀬 直